就活のための活動はしていなかったけれど、お互いに共感し合える企業と出会えた

次世代キャリア支援プラットフォームBaseMeを使って、納得のいく就活ができた先輩にインタビューをする本企画。今回は「就活をしている感覚なしで、自分のやりたいことを追求できる環境を見つけることができた」と話すT.Rさんにご協力いただきました!

27卒のT.Rさんは、なぜこのタイミングで企業から内定をもらうことになったのでしょうか。一般的な「就活」の枠に囚われない、人生を楽しみつくすT.Rさんならではのキャリア設計についてお話をうかがってきました。

ーーお時間をいただきましてありがとうございます!早速、これまでどんな活動をされてきたのか教えてください!

私はこれまで、「教育の領域で自分なりに価値を出したい」という軸を持って、自分のやりたいことを追求してきました。高校時代は、読書教育の分野でNPOを起業し、活動を続けてきました。ありがたいことに、多数の賞をいただき、社会的評価を得てきました。

大学に入ってからは、アカデミアの分野からのアプローチも試みました。しかし、アカデミアの思考は性に合わないことがわかったので、ビジネスの分野から社会に価値を残したいと考えるようになりました。高校時代の経験から、非営利ではコトを起こすことはできるけれど、本質的な社会インパクトを出すためにはビジネスの力が必要だと感じていました。そのため、収益性へのこだわりは強くなりましたね。

現在は、教育や人材の分野で収益性と社会性のバランスをとれるように、経験を積んでいます。前者の「収益性」という観点では、事業開発系のインターンを二つ掛け持ちをしながら、ビジネスのいろはを学んでいます。ひとつは中途採用の事業を展開する企業でのインターンです。プロダクト改善や、マーケティングの企画に携わり、実践的な現場でビジネススキルを身に着けることができています。もうひとつは、教育・地域創生の領域で事業を展開する企業の事業開発部門でインターンをしています。ビジネスをつくっていく段階での学びが得たいと思い、新規事業開発の経験ができる環境でインターンを開始しました。

また、後者の「社会性」の面では、海外大進学志望者向けのプログラムを提供する一般社団法人の理事として、プログラムの開発と運営を統括しています。2024年に法人化をして助成金を得ることができたので、将来的にはビジネスとして展開していくことも視野に活動を続けています。

ーー二つのインターンに、団体の運営とかなりタフに活動をされていますね。教育領域に対する強い想いはどこから来ているのでしょうか。

最近アメリカにいてよく思うのは、アメリカは行き過ぎた資本主義の「失敗」だということです。資本主義が進みすぎた結果、分断が起きていて、このままでは不健全な社会になってしまうと危惧しています。そこから社会を変えたいという想いが一層強くなりました。社会を変えるためには、社会を構成する「人」を変える必要があると思っています。そして根本から変えるには教育の分野からアプローチするべきだと考えました。

私は奨学金をもらってアメリカに来ています。一方で街中にはホームレスの方がたくさんいて、その格差に疑問を抱くんです。私は、教育の分野から「誰もが自分らしく生きるため」に自分なりの本質的な価値を社会に与えたいと思っています。

ーーアメリカでの経験が教育に対する熱い想いを形作っていたのですね。現在大学2年生ということですが、BaseMeを通じてすでに内定をもらっているとお聞きしました。就活はしているのでしょうか。

就活はしていますが、就活を頑張っているといった感覚はありません。たとえば、同世代の方々の中には、就活のためのガクチカを求めて様々な活動をしている方もいるようですが、私は自分がやっている活動がガクチカとは思っていません。現在、一生懸命やっていることが、将来に繋がっていると考えています。そのため、今やりたいことに常に全力で向き合っています。その意味では就活はやっていませんね。

私は親から外資系の企業に就職するように言われています。これまで親からの期待に応えようと思っていましたが、自分で大きなビジネスを動かしていく経験を積みたいと考えているので、自分の納得した企業に就職しようと思っています。具体的には、「誰もが自分らしく生きる」という自分のビジョンとマッチする企業で働きたいと考えています。

ーー就活のための活動はしていないけれど、内定は獲得できたということですか。その具体的な軌跡を教えてもらいたいです!

まず、BaseMeに登録をしたのは運営メンバーの方からSNSを通じてご紹介いただいたことがきっかけでした。当時は知らないサービスでしたが、サービスを使ってほしい学生像と私は重なる部分がありましたし、将来的に就活はしようと思っていたので、今登録すれば素敵な企業との繋がりができそうと思い、登録することにしました。

登録直後はプロフィールをほとんど埋めていなかったのですが、アメリカに渡航する際に他社サービスで経歴を整備しました。その日本語版としてBaseMeのプロフィールをアップデートして、100%埋めることができました。それまでは最低限の情報しか登録できていなかったので企業からスカウトはほとんど来なかったのですが、プロフィールを更新したことで、自身の大学名だけではなく、他の要素を見た上でスカウトをくれる企業が増え、素敵な出会いに恵まれました

BaseMeの良いところは、活動履歴を書く欄に活動をはじめたきっかけが記載できることです。意思決定の軸を企業に示すことができて、企業に自分の考え方を見てもらうことができます。その上でもらう企業からのスカウトはやはりマッチ度が違うなと感じます。

内定をいただいた企業からスカウトをもらったのは、1年生の11月頃でした。知らない企業でしたが、教育系で事業展開している企業だったのですぐに関心を持ちました。スカウトでは、長期インターン採用のためのカジュアル面談のお誘いをいただき、承諾しました。面談でお話を聞くなかで、ミッションやビジョンに忠実に事業を展開していると感じました。ビジネスとして思いで突っ走るのではなく、実績もついてきているという点でも良い印象を受けました。

長期インターンの採用として面接が進んでいたのですが、役員面接があったときに新卒採用に切り替わりました。私の入社年度はまだ先ということが懸念点として面接内でも議題に上がりましたが、「年次を理由に縁が結ばれないのは本望ではない。一緒に事業をつくっていこう」という想いを伝えていただき、事業開発職の初の新卒として内定をいただきました

私は社長の考えにとても共感しているので、この人ならついていきたいと思っています。内定先企業も私のやりたいことや考え方をよく理解してくれています。また、私はもともと就活を頑張りたいとは思っていなかったので、内定がある状態は私にとっても利点です。これから大学生活を続けていく中で、「内定」というセーフティーネットがあるほうが大きなジャンプができると考えています。

先ほど話したインターンの二つ目は、この内定先でのものです。内定者インターンとして、事業開発の現場でたくさん学ばせてもらっています。

ーー長期インターンのスカウトが新卒採用のフローに繋がっていたのですね。内定おめでとうございます!T.Rさんは「就活」をどのように捉えていますか。

私は就活をやっていた感覚がなく、内定をいただくことができました。これは、自分の中で社会人としての歩みはこれまでの経験から地続きになっていると思っているからだと認識しています。

私は自己分析を日常的にしています。常に「自分はなにをやっていく人間なのか」を自分に問いて、認知できるように心掛けています。BaseMeのプロフィールは、その日頃からの自己分析の内容や価値観を記したものです。これまでの私の人生をアウトプットしたら、インターンのスカウトや、新卒採用の内定に繋がったんです

私も周りには「外銀」「外コン」に行きたいと言って、面接やテスト対策に明け暮れる知人がいます。彼らの様子を見て、その時間的投資が本当に意味のあるものなのか、と考えたりします。内定をもらうために無理やり頑張っても、入社した後にミスマッチが起こってしまう可能性が高くなるだけではないか、と。

私は、今やりたいことをやったその先に、将来が見えてくるのが健全な就活の形だと思っています

ーーそれはまさにBaseMeが実現したい世界です。最後に、BaseMeをどんな学生におすすめしたいかお聞かせください!

今やりたいことがあって、それに打ち込みたい人にはBaseMeをぜひおすすめしたいです。プロフィールをしっかりと記入すれば、学生側は待っているだけで企業からスカウトをもらうことができます。その中で素敵な企業と出会える可能性は十分にあります。

私は就活のために特別な時間を使わずに、将来に対するセーフティーネットをつくることができました。「今大きな挑戦をしたいけど、心理的な安全性がほしい。でも就活を積極的にする余裕はない。」そんな学生にはBaseMeを使ってみてほしいです!

自分の価値観や、やりたいことをベースにキャリアを見つめるならBaseMe

自分が今やりたいことに打ち込みながら、内定をもらうことができたと話してくれた27卒のT.Rさん。入社年次に依らず、共感し合える企業と出会ったタイミングで最善の関係が結ばれていくことは、価値観のマッチングができるBaseMeならではだと感じました。まだ残り長い大学生活でも、自分のビジョンに向かって大きく羽ばたいてください!これからもT.Rさんの更なる活躍を応援しています。