自分の価値観を軸にありのままの自分にあった企業と出会える、次世代キャリア支援プラットフォーム「BaseMe」。
今回は、「最初に検討していた業界とはまったく違うんですけど、スカウトをもらって人事の方と話すうちに『この会社で働きたい』と思うようになりました」と振り返るA.Mさんにお話を伺いました。
選考を受ける前から「受からないだろう」と考えていたIT業界最大手の企業からBaseMeを通じてスカウトをもらい、選考が進んでいくにつれてこの企業に魅力を感じて、最終的には内定、そして内定承諾に至ったそうです。
学生時代は留学関連の活動に専念していたというA.Mさんは、どのようにして就活をはじめ、納得のいくキャリアを選択できたのでしょうか。その軌跡を赤裸々に語っていただきました!
- 0.1 A.Mさんのプロフィール
- 0.2 ーーさっそくよろしくお願いいたします!まず、学生時代はどのような活動をしてきましたか?
- 0.3 ーー2年越しの留学!留学に対する思い入れがより強かったのでしょうね。その「トビタテ」との関わりができて、どんなことがあったのでしょうか。
- 0.4 ーー留学の前後で「トビタテ」の活動をしていたのですね!ここまで「留学」をキーワードに学生生活を送っているようですが、就活はどのように進めていったのでしょうか。
- 0.5 ーーとりあえず就活をしてみて、その中で軸を見つけていったということですね。就活を進める中でスカウトサービスも活用していたと思うのですが、どのようにして使っていましたか。
- 0.6 ーー新しい自分の強みに気が付くという副産物も得られていたのですね。BaseMeを通じて多様な企業との出会いがあったとありますが、印象的な出会いはありましたか。
- 0.7 ーー検討していなかった企業からスカウトが来て、カジュアル面談を受けてみたら感動したということですね。この後どうやって内定まで進んでいったのでしょうか。
- 0.8 ーー「スカウトをもらったから自信を持って挑めた」というのは、スカウトサービスならではの魅力ですよね。紆余曲折あった就活を振り返って、今どんなことを思いますか。
- 0.9 ーー経験よりも自分自身と真摯に向き合ってくれた企業と出会えたからこその言葉ですね。最後に、どんな方にBaseMeを勧めたいですか。
- 1 自分の価値観や、やりたいことをベースにキャリアを見つめるならBaseMe
A.Mさんのプロフィール
立命館大学 文学部人文学科 英米文学専攻。25卒。
英語教員を志していたことから、海外の特別支援教育に関して探究するためにオーストラリアへ約10か月間の留学をする。その留学計画は文科省が推進する奨学金制度「トビタテ!留学JAPAN」の代表に選出され、留学前後ではこのプログラムのコミュニティに関する活動に専念した。BaseMeでのスカウトがきっかけとなり、IT業界最大手の企業に25卒生として内定。
ーーさっそくよろしくお願いいたします!まず、学生時代はどのような活動をしてきましたか?
学生時代は留学に関する活動がメインでした。私は2022年5月から2023年3月まで、オーストラリアに長期留学に行っていました。シドニーにある語学学校で学んだあと、キャンベラのTAFEという公立の専門学校に移り、障がい者支援について実践的に学びました。当時は公立校の英語教員を目指していたので、障がいを持つ子どもに出会うだろうと思いましたし、海外の事例を知って、海外から学ぶ姿勢を得たいと思っていたのでこのテーマにしました。コロナ禍で留学開始が延期になり、2年越しで実現した留学だったので、とにかく何でもやってみる精神で過ごしていましたね。
そして、この留学は「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」という文部科学省が推進する官民協働の奨学金制度で奨学生として採択いただいたことで実現しました。この「トビタテ」との出会いも私の学生生活にとってとても刺激的でした。
ーー2年越しの留学!留学に対する思い入れがより強かったのでしょうね。その「トビタテ」との関わりができて、どんなことがあったのでしょうか。
私は留学の前後でトビタテに関する活動をしていました。
留学前はトビタテの運営事務局でライターのお仕事をしていましたね。私はコロナ禍の海外渡航制限により、トビタテの合格をいただいてから実際に渡航できるまでにかなり時間がかかってしまいました。その間に運営事務局のライターとして活動をすることにしたんです。主に、トビタテで留学をした方々のライフストーリーをうかがうインタビュー記事を執筆・公開していました。
留学後は、トビタテ生が集う同窓会の関西支部の代表として活動をはじめました。交流会の企画・運営、トビタテの選考に向けた対策会の実施、組織のマネジメントなどをおこなっています。
私は「留学をもっと身近に」したいと思っています。トビタテは留学に関する費用に頭を抱えることなく目の前の留学に没頭できるだけではなく、トビタテの卒業生が集まるコミュニティがとても素敵なんです。トビタテ生という理由で高校生から社会人まで様々な分野の活動的な人とつながれます。私は、より多くの学生がトビタテをきっかけに人脈を広げて人生を楽しく歩んでいってほしいと思っているので、この活動を続けてきました。
ーー留学の前後で「トビタテ」の活動をしていたのですね!ここまで「留学」をキーワードに学生生活を送っているようですが、就活はどのように進めていったのでしょうか。
就活をはじめたのは3回生になってすぐでした。まずは就活大手のサービスに登録をして、合同説明会に参加していました。この頃は企業選びの軸が定まっているわけではなく、私が知っている「身近な企業」を見つけて、説明会に参加する形で就活を進めていました。
振り返ってみると、3回生の時には夏のインターンはまったく参加しなかったですね。何か特別忙しかったとかではないのですが……。会社説明会に参加するたびに「この会社いいな~」って思ってしまって、なかなか自分の軸ややりたい仕事を見つけることができませんでした。
その後、だんだんと就活軸が決まっていきました。主に素材を扱うメーカー企業や、物流関連、金融系に絞って就活を進めることにしました。絶対になくならない事象を商材をしていることや、雰囲気を重点的に見ていましたね。ベンチャー企業のようなハイリスク・ハイリターンの世界は、自分の性格上あまり好まないと思っていたので。あとは、留学に行っていた経験があるので、海外支部があるような企業を中心に見ていました。海外経験があると有利になるかなと思っていて、実際に海外で働きたいと思っていたのかと考えるとちょっと違った気もします。
ーーとりあえず就活をしてみて、その中で軸を見つけていったということですね。就活を進める中でスカウトサービスも活用していたと思うのですが、どのようにして使っていましたか。
3回生の5月くらいから各種スカウトサービスに登録をしはじめました。登録をすると企業からスカウトが来るようになって、6月から8月にかけての時期には、スカウトをいただいた企業とのカジュアル面談をよく受けていましたね。
BaseMeに登録したのも3月生の5月頃でした。BaseMeのことはトビタテのコミュニティグループで度々流れてきていたので、認知はしていました。いざ就活をするとなったタイミングで「数打ったら当たるだろう」という気軽な気持ちで登録しました。
登録をしてみると、かなり多様な企業からスカウトをいただきました。時間をかけて私のプロフィールと向き合ってメッセージを送ってくれているのに、無視するのは良くないと思っていたので、スカウトは基本的に承諾をしていましたね。残念ながらスカウト辞退の判断をした時に、そのお断りに対しても返信をしていただける企業さんもいて、「学生に真剣に向き合ってくれている会社がこんなにあるんだ」と驚いたことをよく覚えています。
BaseMeでは、スカウトを受けて多様な企業との出会いのきっかけになっていただけではなく、企業からいただくスカウト文を見て、私のプロフィールのどの部分が自分の強みとして色濃く出ているのかというポイントを探るのにも役立てていましたね。プロフィールには今の私を形作る経験や考え方、価値観などがフォーマットに沿って書かれています。どれも私にとって大事な要素ですが、企業からのスカウトの理由を確認することで、企業の人事の方にはどの部分が刺さっているのかをチェックできました。就活では「これをやりました」という結果よりも、挑戦心などのメンタリティの部分が重要視されているんだなとわかるようになっていきました。おかげで他の企業のES執筆時に大変参考になりました。
ーー新しい自分の強みに気が付くという副産物も得られていたのですね。BaseMeを通じて多様な企業との出会いがあったとありますが、印象的な出会いはありましたか。
やはり、内定先の企業との出会いは特に印象的なものでした。この企業からスカウトが来たのは3回生の12月頃でした。IT最大手の企業ということで認知をしていたので、スカウトが来た時には正直とても驚きましたね。受かるわけないけれど、経験として話しを聞きにいくしかない!と思いました。
スカウトは30分のカジュアル面談のお誘いでした。面談をしてくださったのが、新卒採用担当チームのリーダーで、BaseMeでスカウトを受けた他の企業と比較しても役職が高い方が担当してくださいました。その点でもさらに驚きました。面談ではまさに「カジュアル」に楽しくお話ができましたね。
またとない機会だと思って、今後の就活の参考のために、スカウトをしてくださった理由をお聞きしました。その答えとして「プロフィールを見て、チャンスを挑戦に変えることができる人間だと思った」と言ってくださいました。他社では私の経験について褒めてくれる方が多かった一方で、私のパーソナリティの部分をしっかりと評価してくれたことがとても嬉しかったです。これまではよく私の留学の経験をいいねと言ってくださる企業が多く、留学は就活のために行ったわけではないし、留学を武器に就活をしている感覚にモヤモヤしていたので、その気持ちが一気に晴れた感覚になりました。
ーー検討していなかった企業からスカウトが来て、カジュアル面談を受けてみたら感動したということですね。この後どうやって内定まで進んでいったのでしょうか。
カジュアル面談後は、そのまま選考に参加しました。選考が進んでいくと、若いうちから活躍できる場が整っていることに魅力を感じましたし、常にチャレンジングな環境が整っていることは、私の「飽きっぽい性格」にはマッチしていると思うようになりました。この企業では一つの商材をずっと扱うわけではないので、どんどん新しいことに挑戦していけそうだと考えるようになりました。また、スカウトをもらった時は「こんな私が本当にいいのか!?」と思うこともありましたが、会社の人事の方にあんなにいいコメントをもらえたんだから、私はこの企業に向いている人材なんだと信じて選考に進んでいました。
選考はスムーズに進んでいって、3回生の3月には内定をいただきました。今はこの内定先の企業で長期インターンをしていて、入社より一足早く、業界のことやサービスのことを実践的に学んでいます。
振り返ってみると、就活初期の私は、留学の経験を活かすためにメーカーなどの企業を志望していたように思います。言ってしまえば「就活でのエピソードウケが良いからこの企業を受けておこう」のような安易な考え方をしていました。決してその企業の仕事が良いとは思えていなかったケースが多かったと思うんです。私は内定先の企業と出会って、本質的に自分に合った企業を見つけられたという実感があります。
ーー「スカウトをもらったから自信を持って挑めた」というのは、スカウトサービスならではの魅力ですよね。紆余曲折あった就活を振り返って、今どんなことを思いますか。
まず、自分の魅力はたくさんあるということです。私は留学、団体の代表、長期インターンと様々な活動をしてきて、周りからは「ガクチカがたくさんある人」というようによく言われます。でも、アルバイトを4年間継続することもとても素晴らしいことだと思うんです。何をやったかよりも、そこには自分のどんな魅力があるのかを引き出すことが大事だと思います。継続力や柔軟性がないと一つの組織で4年間も頑張り続けられないですからね。伝え方ひとつで自分の魅力は大いに変わると思います。私は留学をしていてもES落ちを経験していますし、企業の人事の方はいろんなところをよく見てくださっているなと実感した就活でした。
ーー経験よりも自分自身と真摯に向き合ってくれた企業と出会えたからこその言葉ですね。最後に、どんな方にBaseMeを勧めたいですか。
自分の可能性を狭めたくない学生さんにぜひともBaseMeを活用してもらいたいです。私はメーカーの企業を見ていたときに、内定先の企業からスカウトが来て、就活に対する見方が変わりました。就活軸を決めないと!業界を絞らないと!と思っていても、まだ心のどこかで他の可能性を信じている学生さんには特におすすめしたいです。
また、企業からスカウトが来た時にそのスカウトを喜べるような素直な方にはBaseMeのサービスは向いていると思います。人事の方からのメッセージを素直に受け取れると、自分の隠れた魅力に気が付くはずです!
自分の価値観や、やりたいことをベースにキャリアを見つめるならBaseMe
長期留学や団体の代表といったいわゆる目立った「ガクチカ」自体が評価されるのではなく、自分自身の魅力を引き出してくれる企業に出会えたと語ったA.Mさん。インタビューにご協力いただきありがとうございました!もらったスカウト文を分析して自分の強みを再発見したりと、BaseMeをうまく活用して自分の魅力を見つけようとしたその姿勢のおかげで、最終的には「納得いく企業からの内定と内定承諾」という結果に結びついたのだと思いました。これからもA.Mさんのご活躍を期待しています!