就活をはじめると、自己PRや志望動機というものを考える必要があります。納得したキャリアを築く上では、どちらも大事なプロセスにも関わらず、その違いをよく理解できずにうまく自分を表現できていない就活生が多いのが現状です。実際に就活生からはこんな声があがっています。
「自己PRと志望動機を書いてみたら、同じことを繰り返しただけになってしまいました」「自己分析と志望動機ってどんな違いがあるんですか」
この記事を読んで、自己PRと志望動機の違いをマスターするとともに、就活の場面で役立つよう、例を見ながら表現のコツを学んでいきましょう!
自己PRと志望動機の違いをはっきりと区別しよう
自己PRと志望動機は似ているように感じる就活生が多いようですが、まったく異なるものです。この違いを理解できずに、ふたつを混合させてしまうと、企業に自分のことを十分に伝えられないだけではなく、「質問の意味を理解していない就活生」という印象を与えてしまう可能性があります。
自己PR=自分の過去を示して、人柄や考え方を伝えるもの
自己分析は簡単にいうと自分の「過去」を表すものです。これまでどんな経験を積んできて、どんな性格や考え方を持っているのかという人間性に関わる事柄を示しましょう。その上で、志望する企業と自分はどんな点が合っているのかを書くことができると説得力が増します。
企業側は自己PRを参考に、あなたを採用するメリットを考えています。その根拠となるあなたの過去の出来事を示し、具体的なスキルや考え方、特性を伝えることで、企業側は検討材料を得ることができます。
志望動機=未来を伝えて、企業との方向性の一致を示すもの
志望動機は「未来」を語るところです。将来あなたがやりたいことと、志望する企業が今後進んでいく方向性が合っていることを伝える項目です。
そのため、自分の将来やりたいことやなりたい姿といった将来像を示した上で、企業のビジョンのどの部分と合っているのかを伝えられると、完結でわかりやすい志望動機になります。
企業が自己PRと志望動機を知りたい理由
企業が自己PRと志望動機の2点を要求することには明確な理由があります。それぞれがどんな目的を持って質問されているのかを理解することで、企業の意図にあった回答を示すことができます。
企業が「自己PR」で求めていること
企業が就活生に対して自己PRを要求しているのは、就活生の人柄や強みを知り、自社の環境とマッチしているのかを検討するためです。企業側には採用したい人材像があります。その人材像に近い人材なのかを検討するために自己PRの内容が利用されます。
また、入社をしたら活躍できる人材かどうかを判断するためにも、自己PRの内容が使われます。企業側は選考を通じて、志望動機で語られる夢や意欲の確からしさを考える必要があります。その検討材料としてこれまでの活動を見て、本当に活躍できるのか、本当にその夢に向かって進めるのかを考えているのです。
企業が「志望動機」で知りたいこと
企業が志望動機で確認したいことは、就活生の意欲と志望企業が自社である必要性です。企業は採用活動をするために多くの時間とコストを投資しています。スキルや人柄がどんなに自社と合っていたとしても、内定後に内定承諾をしてもらえなかったり、入社後にすぐに辞められてしまったら大変困ります。そのため、就活生の思いと、企業がこれから歩んでいく方向性が合っているのかをすり合わせたいと考えています。
自己PRと志望動機が似てしまう問題を解決しよう
自己PRと志望動機はまったくの別物であることが確認できました。しかし、いざ書いてみようとするとその内容が似てしまうということがよくあるようです。この就活生が陥りやすい課題に対して、しっかりと対策をしていきましょう。
自己PRと志望動機で内容がかぶることはよくあること⁉
自己PRと志望動機が似てしまうという問題は、実はよくあります。新卒の就活生の中にはこれらをはじめて書くという方も多く、特によくあるつまずきポイントです。
両者が似てしまう最大の理由は、自己PRと志望動機は関連性のあるものだからです。志望動機では「未来」を示しますが、その原点は「過去の経験」に当たることがあります。例えば、「人とコミュニケーションを取るのが得意」と自己PRで示した場合、そのスキルが「御社の営業職にマッチしている」と志望動機に関連づけられることは自然なことです。
自己PRと志望動機は独立したものではなく、お互いを補完し合う関係です。大事なことは同じ内容であっても各目的に沿った明確な表現をすることなのです。質問されている事柄に対して適切な回答の形になっているのかを確認することが重要です。
似てしまう時の対処法をポイントアドバイス
自己PRと志望動機で記載した内容が似てしまう時には「視点を変える」ことを意識して再検討してみましょう。
例えば「リーダーシップ」という自分の軸があって、それが志望動機にも繋がっている場合で考えてみましょう。自己PRは「過去」を示すものでした。「リーダーシップ」という要素が生まれた根拠となる経験やそれに繋がる自分の価値観を示すと、目的にあった自己PR文が完成します。
また、志望動機は「未来」を表すものだと学びました。その「リーダーシップ」という要素を活かして、この企業で何がしたいのかを考えましょう。
このように、内容に「リーダーシップ」という内容の繋がりがありつつも、自己PRと志望動機ではその役割に明確な違いがあります。同じ要素に対して見る視点を変えると、表現の方法が変わってきますね。
自己PRの作成をしよう
では、実際に自己PRを作成していきましょう。この章では、自己PRの書き方のコツを徹底解説していきます。
自己PRで含むと完璧になる3つのポイント
自己PRを書く時に、以下の3点を含むことができると、企業が自己PRを通じて知りたい情報を、時間軸に沿って適切に示すことができます。
いままで何をやってきたか
これまであなたがどんな経験をしてきたのかを伝えることで、あなたの人柄や価値観、努力してきたことがわかります。企業は「あなたがどんな人なのか」を知りたいので、具体的なエピソードを入れることで信頼感を持ってもらいやすくなります。
自分は何ができるか
企業が自己PRを求める理由のひとつに、「入社後に活躍できるかどうかを判断するため」というものがありましたね。そのため、自分の強みやスキルを自己PRで明確に伝えることが重要です。過去の経験から「こういうことが得意だ」と表現できると、あなたの価値がよりイメージしやすくなります。
これからどのように貢献していきたいか
過去の経験や強みが「その企業でどう活きるか」を示すことで、企業はあなたを採用するメリットを感じやすくなります。経験や強みが志望する企業で活かされる具体的な場面まで考えられると、活躍できる人材ということがより伝わりやすくなるでしょう。
自己PRは徹底した自己分析から
自己PRを書くには、まず徹底した自己分析が大切です。自己PRは名前の通り「自分をアピールをする場」なので、自分のことを深く理解していないと企業に納得してもらうことができません。
自己分析をしないまま自己PRを作ると、内容の薄い自己PRが出来上がってしまいます。人物像が抽象化し、企業からすると他と差別化ができない「よくいる就活生」になってしまいます。
PRをする本人が理解している以上の内容は企業には伝わりません。
しっかり自己分析をして土台をつくることで、自己PRの質をあげていきましょう。
自己PRで注意したいNG集
自己PRを書くうえで注意したいポイントを2点お伝えします。以下の陥りやすい落とし穴に気を付けて、自己PRを作成しましょう。
企業が求める人物像と大きくズレてしまう
企業には採用したい人物像があります。その人物像と大きくズレてしまうと、どんなに筋の通った論理的な自己PRができたとしても、採用には繋がりません。
多くの場合、企業のホームページや採用情報サイトには、求められるスキルや人物像が示されています。これらを確認し、自分の強みと企業が求めているものを照らし合わせて、自己PRを作成することが重要です。
言葉が抽象的で分かりにくい
自己PRで使われる言葉が抽象的すぎると、企業の担当者は採用するべきか判断できずに困ってしまいます。説得力のある自己PRをするためには、具体的なエピソードや数字を入れて説明することが重要です。
例えば、「リーダーシップがあります」というだけではなく、「大学でのゼミのプロジェクトでリーダーを務め、5人のチームをまとめて、3か月で成果を出しました」と伝えると、何をどれだけやったのかがはっきり伝わります。
志望動機の作成をしよう
次に志望動機を作成していきましょう。志望動機にも、書く際のコツがあります。そのポイントをしっかりと押さえた上で志望動機を書くことで、説得力のある文章になります。
志望動機で含むべき3つのポイント
志望動機で押さえるべき3つの要素をまとめました。この3点に注意して作成することで、志望動機で求められている内容を網羅することができます。
企業のどんなところに惹かれたのか
企業は、あなたがその会社にどれだけ興味を持っているかを知りたいので、自分の魅力や価値観が企業の特徴とどうマッチしているのかを伝えることが大切です。抽象的な理由だけではなく、その企業の特性や独自性と絡めながら表現できると、志望度の高さが伝わりやすくなります。
自分のビジョンと企業の方向性が合致しているのか
あなたが入社した後にどのように活躍できるかをイメージするために、企業は志望動機を求めています。そのため、自分の将来のビジョンが企業の成長や方向性と一致していることを企業にも理解してもらえることが重要です。
自分の夢や目標がただの「夢物語」ではなく、なぜこの企業で実現できるのかを説明することがこの項目の最大のポイントです。
競合他社ではなくその企業を志望する理由は何なのか
競合他社にも似たような仕事がある中で、なぜその企業を選んだのかを明確に伝えることが重要です。抽象的な志望動機の場合、世の中には沢山の企業があるため、企業の担当者が「他社でも良いのでは?」と考えてしまう可能性があります。
他社と比較しながら、この企業を志望している理由を考えてみましょう。他社にはないこの企業の強みや、自分の長所が特に役立ちそうなシチュエーションに着目すると考えやすく、質の高い志望動機になります。
志望動機の基本は企業研究
志望動機を考えるには、まず企業研究を徹底的におこなうことが重要です。どんな特性をもつ企業なのかを理解することで、「その企業ではなければいけない理由」を考えやすくなります。反対に、志望する企業の詳細がわからないと、つかみどころのない抽象的な動機になってしまいます。
あなたの志望動機を伝える相手は、その企業の人間です。就活生よりもはるかに多くの企業情報を持っています。その人に自分の志望動機を納得してもらうためには、土台となる企業の情報をしっかりと集める必要があります。ビジネス形態や組織規模といった基本的な情報のみならず、企業が掲げるビジョンに込められた想い、今後どのような方向に進んでいくのかを示す中長期計画といった情報を収集することで、充実した志望動機を作成するための基礎を固めることができます。
企業研究をしっかりとおこない、自分の考えがきちんと伝わるような志望動機を作成していきましょう!
志望動機で注意したいNG集
志望動機を書く上で注意したいことを2つ紹介します。この2点に気を付けながら、志望動機を書いていきましょう。また、書き終えたあとにこの項目に着目をして読み返してみるのも有効です。
どの企業でも通じる内容を書く
志望動機は「この企業を志望する理由」を伝える項目なので、使い回しができるはずがありません。他社のものと方向性が似ることはありますが、同じになるということはその企業を志望する理由に値するレベルでの具体性に欠けます。志望の熱意を伝えるためには、企業ごとの特徴や魅力を具体的に調べ、「この会社ならでは」の志望理由を盛り込むことが重要です。
一貫性のない内容を綴る
志望動機に限らず、一貫性のない内容を綴ると、説得力や信頼感を失うことがあります。たとえば「チームで働くことが好き」と言いつつ、「個人で成果を出す仕事がしたい」と矛盾する内容を書いてしまうと、企業側はあなたという人間を掴むことが難しくなってしまいます。
志望動機以外で伝えた内容との関係性も考慮しながら、一貫性を担保した表現を心がけましょう。
自己PRと志望動機を書くのに役立つツール2選
自己PRや志望動機は十人十色です。他人の例から学ぶことはできますが、コピーをすることはできないので自分で考える必要があります。そこで、そのプロセスをサポートしてくれる便利なツールを2つご紹介します!
BaseMe AI
自己分析系の就活ツールとして知られるBaseMeのサービス内で展開されているBaseMe AI。BaseMeに登録している就活生のプロフィールをもとに、あなたのための適切な就活サポートをしてくれるのが最大の特徴です。自分で書いたプロフィールの情報から分析をしてくれるので、エピソードを多角的に分析したり、経験の伝え方を考えるのに最適です。
例えばこのように使ってみましょう。
- 「自己PR文を400字でつくって」
- 「株式会社〇〇の志望動機を、ゼミでの経験をもとに書いて」
すでに登録されているプロフィールをもとに生成をしてくれるので、AIに対して詳しい指示出しが必要ありません。上記の例のように、シンプルな文章で、適切な応答をもらうことができます。
さらに、BaseMe AIは就活に特化した生成AIなので、自己PRや志望動機に関すること以外でも、就活全般のお手伝いをしてくれます。
ChatGPT
生成AIのひとつであるChatGPTは、考えを整理したり、文章をブラッシュアップするために便利なツールです。
たとえば、自己PRや志望動機の構成を考える際に、書きたい内容の要素をChatGPTに整理してもらいましょう。企業の担当者に伝わりやすくするために必要な情報を整理するのに役立ちます。
例:
- 「チームでイベントを成功させた話を自己PRにしたい。どういう構成で書けばいい?」
- 「志望動機に『環境問題への取り組み』を入れたいけど、どういう構成だと伝わりやすい?」
また、自分で書いた自己PRや志望動機をChatGPTに確認してもらい、添削を受けてみましょう。自分で自分の考えを書くと、主観的な文章になりがちです。ChatGPTを使って客観的な視点を取り入れることによって、はじめてその文章を読んだ人にもわかりやすいクリアな文章に近づきます。
例:
- 「この自己PRに具体性をもっと加えたい。どうすればいい?」
- 「志望動機が少し抽象的かもしれないので、改善案を教えて」
しかし、ChatGPTはあくまで補助のツールなので活用には注意が必要です。ChatGPTに答えてもらった内容をそのまま利用するのではなく、自分の言葉で表現し、自身の経験や気持ちを反映させることが重要です。
自己PRと志望動機の例とポイント解説
以上のポイントや注意点を踏まえて、質の高い自己PRや志望動機がどんなものなのかを、実際の例を見ながら確かめていきましょう。ここまで学んできた重要なポイントを思い出しながら確認してみてください。
自己PR例①:「問題解決力」を強みと考えるAさんの例
私は、問題を冷静に分析し、解決に導く力に自信があります。アルバイト先の飲食店では、業務効率の悪さが原因でスタッフの負担が増えていることに気づき、業務フローを見直す提案を行いました。その結果、調理と接客の連携がスムーズになり、店舗の売上が前年比10%増加しました。この経験を活かし、御社の業務改善や課題解決に貢献したいと考えています。
解説
- アルバイトでの具体的な事例が書かれているので、はじめて読む方にも情景が思い浮かびやすくなっています。
- 「店舗の売上が前年比10%増加」したという、具体的な数値を用いながら成果を表現しています。
- アルバイトの経験を企業でどう生かしたいかという展望までわかりやすく記されています。
自己PR例②:「リーダーシップ」を強みと考えるBさんの例
私は、目標達成に向けてチームをまとめるリーダーシップに自信があります。ゼミ活動では研究プロジェクトのリーダーとして、チームメンバー6人をまとめ、週ごとのタスク管理と進捗確認を徹底しました。その結果、学会で優秀賞を受賞することができました。このリーダー経験を活かし、御社で新たな挑戦をリードしていきたいと考えています。
解説
- 「リーダーシップ」の中でも特に「目標達成に向けてチームをまとめる」ことをアピールするために、「週ごとのタスク管理と進捗確認を徹底」したという具体的なエピソードが記されています。
- 学生時代のリーダー経験を、入社後に活かしたい旨が書かれています。
志望動機例①:IT企業を志望するCさんの例
貴社の「社会を変える技術を創る」という理念に共感し、志望いたしました。大学ではプログラミングを独学で学び、Webアプリケーションの開発を行う中で、技術の力が人々の生活を便利にすることに感動を覚えました。御社のAI技術を活用したプロジェクトに関わり、社会に新しい価値を提供する一員として貢献したいと考えています。
解説
- 企業の理念に共感したことを示すことで、「他社ではなく、この企業を志望する理由」を端的に表しています。
- 志望する理由として、自身の経験とそこから生まれた想いを示しています。
志望動機例②:広告系企業を志望するDさんの例
貴社の「人々の心を動かす広告」を生み出す力に魅了され、志望いたしました。大学ではマーケティングゼミに所属し、企業のSNSプロモーション企画で売上向上を実現した経験があります。御社で培ったクリエイティブなアイデアを活かし、多くの人々に影響を与える広告を作りたいと考えています。
解説
- 大学時代の経験が、企業の志望理由に繋がっていることが明確に記されています。
- 企業でやりたいことが、企業の「人々の心を動かす広告」を生み出すというポイントとリンクしており、自分のやりたいことと、企業の目指す方向が一致していることを示すことができています。
自己PRと志望動機に関するよくある疑問を解消!
就活生が抱きやすい自己PRと志望動機に関する質問をまとめました。学んできた内容とあわせて確認してみてください!
自己PRと志望動機が同じ欄にある場合はどうすればよい?
自己PRと志望動機が同じ欄にある場合は、「自分の強みをアピールしつつ、それが企業でどのように活かせるかを伝える」という形で一つの流れにまとめるのがポイントです。以下のような構成で書くと、要点が伝わりやすくなります。
- 自分の強みを述べる(=自己PR)
- 自己PRの根拠となる具体的な経験やエピソードを書く
- その強みを活かして、なぜその企業で働きたいのかを述べる(=志望動機)
- 入社後、どのように貢献したいかをまとめる
自己PRが志望動機の根拠となる形で文章をまとめると、全体的に一貫性のある説得力を持った文章に仕上がります。
自己PRと志望動機に共通のエピソードを使ってもよい?
自己PRと志望動機で同じエピソードを使うことは問題ありません。しかし、その表現の仕方には注意が必要です。なぜなら、自己PRと志望動機でも求められていることが異なるためです。自己PRでは「自分の強み」を、志望動機は「志望する理由と入社後の活かし方」に焦点を当てると、共有のエピソードでも異なる視点から伝えることができます。
また、文章の繰り返しやコピペは避け、異なる文章表現をすることで、それぞれのエピソードの独立性が担保され、より魅力的になります。
自己PRや志望動機が長くなりすぎるのですが、どう短くまとめればよい?
自己PRや志望動機で伝えたい思いがたくさんあると、文章量が多くなってしまい、わかりにくい表現になってしまうことがあります。文章が長くなることを防ぐ方法をご紹介します。
文章を書く流れを定める
自己PRや志望動機では、「結論→理由→具体例→再結論」の順で書くと、文章をコンパクトにまとめやすくなります。
一文を短くする
長い文章は読みづらく、意図が伝わりにくくなります。1文は40〜50字程度を意識し、2つの意味が含まれる場合は文を分けると良いでしょう。
余分な言葉を削る
意味の変わらない余分な言葉はカットすることで、文章をすっきりさせることができます。以下の観点で文章を見直してみましょう。
- 「~と考えています」「~のように思います」 → 「~です」「~します」 にする
- 同じ内容を繰り返さない
- 「~など」「~ということ」 のような曖昧な表現を具体的にする
まとめ
この記事を通じて、自己PRと志望動機は時間軸や企業が求めている理由がまったく異なるものだということがわかると思います。
- 「自己PR」=過去を示して、自分の人柄や考え方を伝えるもの
- 「志望動機」=未来を伝えて、自分の考えと企業の方向性の一致を示すもの
この違いを明確に認識した上で記載することで、企業に自分の考えが伝わりやすくなります。
多くの就活生にとって、自己PRや志望動機を準備することははじめての経験で、難しさを覚えることでしょう。自己PRと志望動機で求められていること、書く時のコツ、気を付けるべきポイントをしっかりと押さえることで、最大限の自分の魅力が引き出せるようになりますよ。また、必要に応じてツールの手助けを得たり、例文を参考にしたりと工夫をして、自分の良さを企業にしっかりと伝えてくださいね!