「美しい水を守る」
<水環境保全に取り組む背景や理念について>
かつて日本の河川の汚れは深刻でした。
私たちは、汚水処理装置の一つである浄化槽を高性能にし、
それを普及させることで河川の汚れの回復に貢献したいと考えて
浄化槽の研究開発、製造、販売、そしてアフターフォローに取り組んできました。
私たちのミッションに「美しい水を守る」とあります。
日本の河川が少しでもきれいになればいいなという気持ちを込めて、
それにつながる製品を作るべきだと考えてきました。
<どのような想いで製品と向き合っているか>
子供たちが水や泥にまみれて遊ぶことができ、
生物があふれる小川や水辺の回復に貢献できる排水処理システムを、
世界中に普及することを目指しています。
私たちの製品が優れた性能を発揮することができれば、
それが世界中で評価され、導入された地域の水環境改善に繋がります。
衛生的で安心できる水辺、豊かな生態系を維持する水辺、
安らげる水辺が増えていくことに貢献したいと考えています。
「日本のフジクリーン工業」から「世界のFujiClean」へ
<グローバル展開について>
2008年に海外事業部を設立。
それ以来、豪州、米国、欧州に拠点をおき、
海外ビジネスを拡大しています。
蛇口を捻れば当たり前に綺麗な水が出る、
夏には川で水遊びをする環境がある日本では想像することが難しいですが、
海外では4人に1人がきれいな水を使うことができないと言われています。
また新興国だけではなく先進国であっても、
下水処理が適切に行われていない地域が沢山あります。
”浄化槽”は日本で生まれた製品であり、海外ではメジャーではありません。
フジクリーンから日本生まれの”浄化槽”を水処理のスタンダードにする、
日本ブランドを背負い、世界の当たり前を創っていくという強い志があります。
<今後の技術革新について>
フジクリーンは「綺麗な水が出るところまで責任を持つ」という考えを持ち、
”売りっぱなしにしない”という営業ポリシーを大切にしています。
その中で、既存事業の拡大はもちろんですが、
AIやIoTなどの技術革新を浄化槽に取り入れることも視野に入れて、
日々研究開発に取り組んでいます。
メンテナンスにおける「遠隔監視技術」や、
「水リサイクル技術」などのイノベーションを起こし、
世の中に新たな価値を提供したいと考えています。
この目標を掲げている私達が求めているのは、
ずばり「一緒にチャレンジしてくれる人」です。
これから私たちが進もうとしている道は、
私たちはもちろん、まだ誰も歩んだことがない道です。
だからこそ、弊社の社員になる方は前例にとらわれることなく、
失敗を恐れずに、新しいアイデアがあればどんどん挑戦してほしいと思っております。
「浄化槽」や「産業廃水処理装置」など、その開発・設計・製造・販売・施工
<浄化槽とは?>
家庭や事業所で使用した水を個々の場所(家庭などの敷地内)で処理して、
河川などの公共水域に放流することができるようにする水処理装置です。
私たちが使用した水は、キッチンや風呂、トイレや洗濯などから排出され、
多くの有機物を含みます。
これらをそのまま流してしまうと、有機物が多すぎて河川や海などの汚れとなり、
水辺環境の汚染につながってしまいます。
浄化槽は1つの建物につき一台設置されており、
建物から出た排水を槽の中に棲む微生物の活動を利用して浄化します。
<フジクリーン工業の特徴>
創業以来、浄化槽メーカーのパイオニアとして日本国内のシェアはトップ。
近年海外でも浄化槽は「Johkaso」として注目されており、
弊社は浄化槽メーカーで唯一、先進国を中心に事業を拡大しています。
「豪・米・独」 に海外拠点を作り、近年では中東や東南アジアを含め
事業の拡大にも力を入れています。
<社会的評価について>
フジクリーンは2020年に経済産業省のグローバルニッチトップ企業に選出されるなど、
弊社の高度処理浄化槽技術の独自性と競争優位性が高く評価されています。
これは日本で培った「水処理技術」、「高い施工性」や「メンテナンス性」、
海外各国のニーズに応える「製品開発力」が認められた結果だと考えています。