世界中に金融包摂を届ける
五常は5カ国9社のグループ会社を通じ、途上国において中小零細事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。金融包摂を世界中に届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2023年8月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに8,500名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は183万人、連結融資残高は1,000億円を突破しました(財務数値は連結6社、2023年8月末現在)。
2021年11月に「J-Startup」選出、2022年6月に「日本スタートアップ大賞2022 経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)」、2023年6月に「日本スタートアップ大賞2023 経済産業大臣賞(グローバル賞)」を受賞しました。
誰もが自分の未来を決めることができる世界
金融包摂とは、手頃な価格で便利な金融サービスへのアクセスを有していることを意味します。世界銀行が発行している「Global Findex 2021」によると、途上国においては29%の人々がフォーマルな金融機関に口座を有していません。また口座を有していたとしても、適切な価格・適切な利便性のサービスを用いることができない人が多数存在するのが現状です。金融サービスへのアクセスは、基本的人権と同様にすべての人に等しく提供されるべきものであり、途上国の低所得層が、災害や家族の不幸などの様々なショックに対してうまく対処できる可能性を高めます。女性がマイクロファイナンスを原資に収入を得て経済的に自立できるようになることで、途上国の女性のエンパワーメントにもつながります。
事業向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)
五常は、金融事業者を設立・買収し、現地のグループ会社を通じて、途上国の低所得層の人々にマイクロファイナンスを提供しています。グループ会社に対して、エクイティ・デット資金調達支援、先進国水準のコーポレート・ガバナンスの実装、デジタル・トランスフォーメーションなどの経営支援全般を提供し、事業成長と経営効率化を実現し、インパクトの最大化に取り組みます。